湘南の古都鎌倉
2024 年 04 月
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最終更新日 2024:04:01 湘南の天気予報 只今の時間  2024年04月20日(土)22時01分

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どじょうの生息
●メダカを増やそう
 水草への産卵
 メダカは繁殖期が非常に長い魚です。最低温度が15℃以上で、陽の長さが13時間以上あれば繁殖を開始するため、地域によっては1年の半分近い期間が繁殖期になります。
 メダカの産卵は、朝の4時ごろからはじまります。1回に産む卵の数は、10〜30個ほどです。この産卵を、毎日のようにおこない、自然状態では20日ほどつづけます。人工飼育で、栄養をたっぷりとあたえると、1年間で1000〜2000個もの卵を産ませることができます。小さなメダカですが、その繁殖力は、けっして小さなものではありません。
 産卵された透明な卵は、直径が1.2mmほどです。卵の一端には細い糸を束ねたような付着毛が生えていて、この糸でからみあって卵塊をつくります。
 メスは、この卵塊を腹につけて泳ぎまわります。そして適当な水草をみつけると、腹部をこすりつけるようにして、水草に付着毛のついた卵をからみつかせます。こうして、小さな透明な卵が水草に産みつけられていきます。あとは、酸素をふくんだきれいな水と、水温が20℃をこすあたたかな水が、メダ力の卵をそだててくれます。
 もちろん、産みつけられた卵がすべてふ化(誕生)するわけではありませんし、生まれた稚魚がすべて成魚(おとな)になれる
わけでもありません。しかし、メダカはとても増えやすい魚だということはいえます。
オスは、卵でおなかの大きくなったメスを見つけると追いかける。メスが頭を下げてオスに合図を送る2匹で水底に沈んでいく。このときに受精が行われる 2匹が並んで泳ぐ。オスは背びれと腹びれでメスを抱く。 全長3.5cmほどの成魚は、30個前後の卵を産み、全長2.5cmほどの若いメダカは、7〜15個ほどの卵を産みます。
 水槽の水草に卵をみつけたら、水草ごと切りとって、べつの水槽にうつしましょう。放っておくと、親のメダカたちが卵をたべてしまいます。自然のなかでは、もっと広い場所に点てんと産卵されるため、親たちにたべられることも少ないのでしょう。水草の茂みをなわばりにしているオスが、ほかのメダ力を追いはらってくれるのかもしれません。
まずこの組み合わせで。たとえば、45cmの水槽ならオス6匹とメス4匹くらいで飼うとよい。水草など魚のかくれ場所も必要。
15〜20秒間のほうせいがおわると、オス、メスから離れていきます。 水草に腹をこすりつけ、卵を産みつけるメダカのメス。 粘着力のある付着毛で水草にくっついたメダカの卵。
 
● ふつうの飼い方でメダカは増える 
 繁殖させるためには、健康に育てたオスとメスを、水草を植えた水槽で飼育します。これまで紹介した方法なら、どの方法でも繁殖が可能です。
 産みつけられた卵を親に食べられないように管理することがコツです。水草などに産みつけられた卵を見つけたら、親と分けて、稚魚がふ化するのを待ちましょう。
 メダカの卵は、受精とどうじに発生をはじめます。産んだばかりの卵の表面には小さな油滴が散在していますが、時間とともに、この油滴が寄り集まり、受精から12時間後には大きなひとかたまりの油滴になります。そして、卵の反対側では、分裂をくりかえしてできたたくさんの小さな細胞が集まって、メダカの体のもどこなる胚盤をつくります。
 受精から3日後には、卵の表面につくられたメダ力の体の原形がみられます。白い棒のような体の先が頭となってふくらみ、左右の眼のふくらみがわかります。このころには、心臓もできます。 受精から4〜5日後には、眼が黒く色づき、はっきりとわかります。体の部分にも、褐色の色素胎があらわれます。尾は長くのび、小さな胸びれも区別できるようになります。
 受精から1週間もすると、尾が頭の近くまでのびて長くなり、卵のなかのメダカの体は、すいぷんとサカナらしくなります。
よく注意して観察すると、心臓が動き、血液が血管を流れるのがわかります。卵黄からとりこんだ養分を体におくりこんでいるのです。そのため、卵のなかの魚体が大きくなるにつれて、腹の部分にかかえていた卵黄もしだいに小さくなっていきます。卵から、メダカの稚魚が生まれるのも、もうまもなくです。
親に卵を食べられないように、ペットボトルを利用してミニ「いけす」を作り、卵を水草ごと入れる。

●卵の変化を観察しよう
 メダカの卵は透明なので、4〜10倍の虫めがねがあれば、細部まで観察ができます。
 卵の中での子メダカの体ができあがってゆくことを発生といいます。魚の卵の発生は、水温が高ければ早く、低ければ遅くなります。
受精から12時間後。油滴が集まり大きな粒になりました。 受精直後の卵は、卵黄のなかに小さな油滴が散在しています。 受精から3日後。胚が成長し、頭や眼がわかるようになります。
メダカの稚魚ふ化の瞬間、稚魚は尾から先に生まれてきます。 メダカの場合、水温が25℃ぐらいになると、産卵後10日ほどで子メダカがふ化(誕生)します。 化から1週間後の稚魚。泳ぐための尾びれができています。

●メダカの稚魚の誕生
 卵を水温20℃の水で飼育すると、12日ほどで、メダカの稚魚が卵からふ化してきます。ふ化が近づくと、成長した稚魚が、長い体を巻いて、卵のなかをくるくると回転運動します。ふ化がまぢかになると、□をぱくぱくあけて、えら呼吸するようになります。でも、指でつまんでもやぶれないほどかたい卵膜をどうやってやぶるのでしょう。
 卵のなかの稚魚の□のなかには、卵膜をとかすための酵素を分泌する部分があります。□をぱくぱくさせながら、稚魚は、この酵素を卵のなかに放出しているのです。くるくると回転運動しながら、□をぱくぱくさせ、かたい卵膜を内側からゆっくりととかしているのです。
 やがて、稚魚が薄くなった卵膜をやぶって、長い尾をだします。メダカの稚魚の誕生です。のこりの頭部を卵の殼からぬきだし、水中にはじけるようにおどりでてきます。そして、そのままゆっくりと、水底にしずんでいきます。生まれたばかりの稚魚は、すぐに水中を泳ぎまわることはありません。しばらくは、水底でしすかにくらします。 稚魚の腹部には、まだ卵黄がのこっています。水底でくらす稚魚は、この卵黄を養分にして、さらに成長します。
 腹から尾へとつづいていたひれが分化し、尾ひれが形成されはじめます。この尾ひれで、小さな稚魚たちが水面近くを泳ぎはじめます。

●メダカの稚魚の成長
 生まれてまもないメダカの稚魚は、全長が5mmほどです。小さな体で水底をはいまわるようにして、顕微鏡でみなければわからないような、小さな藻類やミジンコをたべます。稚魚たちが、もう少し大きくなると、おなじくらいの大きさの稚魚だちと水面近くに群がり、大きなカイミジンコなどをたべるようになります。
 まだ小さな稚魚にとっては、急な流れは危険です。流れにさらわれると、抵抗もできすにどこまでも流されます。河□近くの海にはこばれたら、小さな稚魚は生きていけません。そんな危険をさけるために親メダカたちは、流れのない池や水田などの場所で産卵をおこなうのです。
 稚魚たちがぶじにそだつと、1か月ほどで、全長が1cmほどになります。腹から尾につづいていたひれも、腹びれ、尻びれ、尾びれと分かれています。体つきは、小さいだけで、おとなのメダカとよく似た形になります。
1か月ほどで、全長が1cmほどに。 2か月ほどで、全長が1.5cmほどに。 3〜4か月だつと、メダカの子は、全長が2cmほどになります。

 生まれて3〜4か月だつと、メダカの子は、全長が2cmほどになります。親とくらべると小型ですが、もうおとなのメダカです。卵巣や精巣が発達してきて、まもなく卵を産みはじめます。最初は数個の卵しか産みませんが、だんだん産卵する卵の数もふえてきます。こうして、夏をむかえた池や水田では、メダカたちがどんどんふえていきます。

●子メダカの育て方
 子メダカは数日は、じっとしていてえさを食べません。泳ぎ出すようになってから、熱帯魚のえさを砕いたものや、稚魚専用のえさを与えます。
1cmぐらいになったら、親といっしよ一緒にしても食べられません。
アウトドア&フィッシング ナチュラム

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