湘南の古都鎌倉
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最終更新日 2024:04:01 湘南の天気予報 只今の時間  2024年04月26日(金)10時34分

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 カブトムシの変態サイクル

卵から孵化した幼虫は、1齢〜2齢〜3齢と脱皮しながら成長し、その期間は、クワガタムシが一般に丸1〜2年であるのに対し、カブトムシの仲間は1年たらずで成虫となります。また、蛹室内で越冬することなく、羽化後まもなく野外に脱出し生活を始めます。

コカカブトムシの変態サイクル(一生)

 コカカブトムシの例では、卵からわずか2〜3ヶ月ほどで成虫となります。 普通 5月〜10月に産卵された卵は約1.5ヶ月の幼虫期間を経て蛹化し、2週間ほどで成虫に羽化します。7月ごろに羽化した成虫は蛹室内で1ヶ月ほど過ごしたのちに野外生活し、交尾・産卵を行います。遅い時期(9月〜10月)に産卵された卵の場合には、3ヶ月ほどかけて成虫となり、そのまま蛹室内で越冬して翌年の5〜6月ごろから野外生活を行うものと、幼虫のまま越冬して、気温が上がる(4月〜5月)と同時に蛹化・羽化し、6月ごろから野外生活を行うものとがあります。

 8月 9月 一年目
10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月
 7月  8月 9月  10月 


幼虫

孵化〜  幼虫 〜 蛹化 〜 羽化
サナギ


野外活動
産卵




成虫は死亡



 交尾
 野外生活の目的には、交尾・産卵をし子孫を残すことがあります。 オスとメスの出会いは、樹液などの餌場が多く、オスはメスの出すフェロモンという匂い物質に誘われてメスに近づき、口ひげや触覚でメスの上羽をなでて同種のメスであることを確認し、後ろからおおいかぶさるようにして交尾します

産卵

8月の中ごろ、交尾の終わったメスは、堆肥や落ち葉の下にもぐって、地面とのさかいに卵をうみつけます。
 孵化

 たまごが生まれて10日ほどたつとたまごのからを破って、中から幼虫が出てくる。幼虫は丈夫な口で、自分のたまごのからを食いやぶって頭を出すと、あとは体をくねらせながらら脱出する。この間は約20分〜30分くらいです。

幼虫の成長

 
幼虫の体には、細かくてかたい毛が一面に生えている。この毛は感覚器としての働きをしている。幼虫は腐葉土を食べて育つ。幼虫の間に大きな植木鉢1杯ほどの腐葉土を食べ、10ヶ月ほどたつた次の年の春、サナギになる。昆虫の皮膚をつくっているキチン質やクチクラ質は、伸び縮みができない。そこで、大きく育った幼虫は、きゅうくつになった皮膚を脱ぎ、さらに大きく育つ。これを脱皮という。昆虫が脱皮をするのは幼虫の時だけで、その回数は種類によって違う。カブトムシは、3回目の脱皮をするとサナギになる。
  蛹化

 
昆虫の変態には完全変態と不完全変態がある。カブトムシは完全変態をする昆虫なので、サナギの時代がある。このサナギになるときに、幼虫のころの体の構造がすっかり作り変えられ、成虫のカブトムシの体へと変身する。充分に成長した幼虫は、フンをすべて出してしまい、餌もたべなくなる。 そして体を何千回もくねらせて、土ををまわりに押しつけ、蛹室と呼ばれる部屋を作る。幼虫は、この中で3回目の脱皮をしてサナギになる。蛹室の中には1匹ずつ入っている。

羽化



 
蛹室が出来上がって約1週間ほどたつと、それまで動かなかった幼虫の、背中の部分が割れて幼虫最後の脱皮が行われ、中からまっ白いやわらかいサナギがあらわれる。サナギになると、羽になる部分が背中から腹のほうに向かって体をかかえるようについているのが分かる。また、6本の足もある。 カブトムシのサナギは蛹室の中で、頭を上にしている。そして、ときどき腹部を伸ばしたり縮めたりして蛹室の中を動く。 はじめ白かったサナギは、しだいに褐色になり、背中や腹には金色の細かい毛も生えている。
 サナギになって約3週間ほどたって サナギ全体の色が濃くなり、あしなど皮のうすい部分は、中に成虫の黒くたくましい体ができているのが透けて見えるようになる。サナギが体をくねらせ、6本の足乱暴に動かし始めると、サナギの皮が破れ、中から成虫のカブトムシがあらわれてくる。羽化したばかりのカブトムシのうしろ羽はフニャフニャにちぢでいるし、前羽の色も白い。
 普通は6月下旬〜7月初旬にかけて、カブトムシの羽化はピークをむかえますが、その年の気温や天候により多少左右されます。カブトムシは、羽化のとき羽にキズつけないように、蛹室の壁につかまり、羽を充分のばせるようにする。体液が羽にいきわたり、後ろ羽が充分のびきると、後ろあしで押すようにして前羽の下に押し込む。後ろ羽が押し込まれるると、前羽をその上にかぶせるようにする。

 蛹室から脱出

 
羽化が終わり、羽がのびきったカブトムシは、体がかたまるまで約1日の間、蛹室の中ですごす。 そして、羽化の次の日の夕方、地上へと脱出する。このときまでに、サナギのときの皮はほとんどぬけており、地上に出てくるとちゅうで角の皮も完全にとれる。 地上に出たカブトムシは、適当な木や切り株の上に登り、大きく羽を広げ、樹液のある雑木林を目指して飛び立つ。

成虫

 
1匹のメスが産む卵は20〜30個。しかし、成虫にまで育つことができるのは、その中のわずか2〜3匹だけだ。 生物には天敵がいる、つみごえの中で過ごすカブトムシのたまごは、アリやゴミムシに食われるし、やっと幼虫になっても土の中のモグラやネズミにねらわれる。病気になって死んだり、腐ることもある。たとえ成虫になっても、鳥や小動物、肉食の昆虫などに狙われ、途中で死ぬものたくさんいる。やっと成虫に育ったカブトムシは、地上へあらわれ、樹液を求めて飛び立つ。樹液のある雑木林は、カブトムシのオスとメスが出会うところ。ここで出会ったオスとメスは交尾する。その寿命は、わずか1ヶ月ほど、オスは死に、メスもたまごを産んで死んでしまう。

どじょうの生息

 たまごを生ませて、育てよう。

 成虫のメスにたまごを生ませて、たまごを育てましょう。カブトムシなら約1年、ノコギリクワガタなら約2年間、世話をきちんとすれば、たまごが、幼虫からサナギになり、成虫になります。たまごはしめり気が大切です。乾燥しないように気お付けて育てます。
 メスの成虫は一生にだいたい20〜40ぐらいの卵を少しずつ産む。野外から採ってきたものや、オスといっしょに飼育していたメスはたいてい交尾をすませているから、卵を産ませるケースにはオスは入れない。
 たくさん産ませたい時は40cmくらいの広いケースに昆虫マットを20cm以上入れ、メスを2匹入れる。産卵はケースの底の方で行われることが多く、後脚で腐植土(発酵マット)を固め、1つずつていねいに産んでいく。産卵を始めると、潜ったまま2、3日出てこないことも多い。
 市場で市販されている個体は、自然採集個体か繁殖飼育固体のどちらかである。自然採集個体のメスは、たいていの場合が交尾済みなので、4〜5日栄養のある餌を食べさせ休養させたら、メスだけをそのまま産卵床にセットすれば、産卵すると思われる。しかし 繁殖飼育固体は、まずペアリングして交尾をさせる必要がある。
ペアリングの注意点としては
◎ オス、メスともにきちんと成熟しているか。
◎ きちんと餌をたべ、健康か
◎ 夜になると飛ぶなど、正常に活動しているか。
◎ 触った際に、威嚇行動をとるか?
などである。
 オス、メスともに十分に成熟していることを確認したら、早速ペアリングを開始する。ペアリングの方法としては、メスの背中にそっとオスを乗せてみる。すると、オスはメスを押さえ込むように、交尾を開始するだろう。成熟しているメスならば、たいていオスを受け入れるはずだ。交尾は数分〜数10分間にわたって行われるので、交尾中は刺激しないようにする。 
産卵ケース
産卵床は特大のプラスケースや押入れケースなど、大型の不深さのあるケースを用意しよう。
落ち葉(発酵マット)
ほかのムシやたまごが付いていないものをいれる。
くち木
昆虫マットに埋め目込むようにして入れる入れる。くち木は 2〜3日水につけておいてものを、しめったままいれます。
腐植土(発酵マット)
ケースの底に上のほうまで、ぎゅっとおし固めるるように入れる。

ゼリーや果物・・・・etc
 メスを約1ヶ月ほど20〜23℃の温度で管理する。温度が高いと産卵しないどころか、死んでしまう場合もあるので、注意しよう。1ヶ月ほど経過したら、メスをケースから出す、卵を確認したいときは、飼育ケースを逆さにして、中の腐植土(発酵マット)を全部出して卵を回収する。産卵している場合、底の方が押し固めたように固くなっているので、その部分にある卵を見落とさないようにする。カブトムシの卵は産卵してから2週間くらいで孵化する。卵を移動させる時はスプーンを使い、腐植土(発酵マット)といっしょにすくいとる。タッパーに昆虫マット(発酵マット)を入れて、その上に卵を置き観察するのがよいが、乾燥にとても弱いので、観察する時以外は必ず蓋をして保管する。
 昆虫マット(発酵マット)とは、クヌギ、コナラ、ブナなどの広葉樹のおがくずに小麦粉などの添加物を人工的に加え発酵させ、カブトムシの幼虫が体内に栄養として取り入れやすい状態にしたもの、一般に市販されています。
 市販されているマットは、袋から出して、4〜5日空気にさらして、臭いなどを飛ばす必要がある。そのまま使用すると、幼虫がもぐっていかず、死んでしまう場合もある。4〜5日間空気にさらして水分量を調節したものを、使用する

タッパーに卵を移す取り出した卵
 卵を観察するのでなければ、一般には掘り返さない方がよく、止まり木や成虫のエサをとりのぞき、昆虫マットをケースの八分目まで足して、湿り気に注意しながら1ヶ月位涼しい場所で保管する。 その頃になると、ケースの底や側面に小さな幼虫
の姿が見られることだろう。
 産卵が見られない場合、再び交尾させ同様にセットした新しいケースに収容する。産卵に異常が見られる場合、上記の
注意点を確認してみよう。


幼虫の飼育
成虫と同じタイプの飼育ケースを使う。ペットショップに売っている透明プラスッチクかガラスでできた、幅20〜30センチくらいのもの。ふたは空気穴が開いていてムシが逃げ出さないようなものにしましょう
腐植土(発酵マット)
20cm以上の深さになるように入れる。湿らせた土を、底に5〜15cm入れてもいい。腐植土を乾くのを防ぐ。


 
 幼虫飼育は、数によって飼育ケースの大きさと餌の腐植土などの量を調節します。特に成虫飼育をして得られた幼虫の数が多かった場合、ケース内をそのままにしておくと過密状態になり、成長が阻害されるだけでなく、死亡の原因になるので注意しましょう。幼虫が成虫になるまでに必要な餌の量は1頭につき約3Lほどですが、数多くなるにしたがい多めにセットします。飼育中は乾燥にくれぐれも注意しましょう。
 幼虫は5月中旬ごろから徐々に蛹室を作りはじめますが、その前に1度、飼育ケースをひっくり返して、ミミズ、ムカデなどが混入していないか調べましょう。
 これからは前蛹やサナギの時に害を与えなることがおおく、死亡や羽化不全の原因となります。飼育ケースは5月下旬以降はいじくらないようにしましょう。6月下旬〜7月下旬にかけて羽化しますが、自然に出てくるまでまちます。

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