曽我十郎の硯水
高麗山ハイキングから登る湘南平には十郎祐成が虎に手紙を書くために使用した硯水があります。
五郎時致が、この山で駆け上り馬のために水を求めて、強く足を踏みつけると、淡々と清水が湧き出た、処をいう、後々兄の十郎祐成がこの水で文を書いたので、硯水の遺跡とも伝わる、ここの水で手習いをすると上達が早いと言われている。 |
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大磯、延台寺 |
日本三大仇討ち物語の一つ『曽我物語』のヒーロー、曽我兄弟の兄・十郎祐成と結ばれた、一代の舞の名手、虎女(虎御前)が開いたお寺です。虎女供養等、虎池弁財天の碑、虎御前祈願の竜神、子授け祈願の石仏、大磯宿遊女の墓等あり、古い歴史を感じさせます。又、春には境内の桜の大樹が花を競い、参詣客の目を楽しませてくれます。 |
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5月第四日曜日(曽我十郎が仇討ちを果たしたのが旧暦の5月28日であることに因み、毎年開催日が決定されます。)虎御石がご開帳されます。この石に触れると安産・厄除け、大願成就にご利益があるとされています。
当日は甘酒サービス、ちびっこ剣道大会、詩吟等の行事が奉納され、参拝客でいっぱいになります |
法虎庵
虎ごいしまつりに、法虎庵の御開帳が行われ、室内が観覧できる。 |
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曽我兄弟坐像 |
左側=虎御前の位牌 右側=曽我兄弟の位牌 |
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虎御石
山下長者はなかなか後継ぎの子供に恵まれませんでした。あるとき妻が、虎池弁財天に祈願を思いたち日夜お願いしたところ、夢枕に弁財天が現れました。翌朝、美しい石が置かれており、その石を日夜礼拝していたところ、めでたく女児を授かりました。1175年のことです。虎池弁財天より「虎」の字をいただいて「虎」と名づけました。
虎女が大きくなるにつれて石もまた大きくなっていく。人々は生石といって不思議がり、山下長者はありがたい霊験にお堂を建てて、弁財天とともに虎女の守り本尊としました。この石こそ 「虎御石」です。 曽我十郎の仇討ちの相手、工藤祐経は仇討ちの気配に気付き、十郎が山下長者の屋敷にちょくちょく来ることを知り、刺客を差し向けました。十郎めがけて矢を射かけたが、矢は見事にはね返され、続いて太刀で切りつけたが歯がたちませんでした。よくみればそれは大きな石であり、刺客は驚いて逃げ帰りました。
その大きな石こそ「虎御石」であり、矢の当ったあたりに矢きずのくぼみができ、長い刀きずもついていました。それ以降、「虎御石」を「十郎の身代わり石」とも呼ぶようになりました。
周囲 86p、重さ130s。
五月末の「虎御石まつり」の際にご開帳され、安産、大願成就、厄除けにご利益があるとされています。 |
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御石 |
この石に触れると安産・厄除け、大願成就にご利益があるとされています。 |
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